明治乳業のミルクから放射能検出との事後報告

明治乳業が放射性物質入りの粉ミルクを販売しておいて、悪いと思ってない件について

明治乳業から、突然のプレスリリースがありました。

 

内容は、以前出荷した粉ミルク「明治はぐくみ」に暫定基準値以下の放射性物質が含まれていたので、事後報告しますというものでした。

 

特に悪びれる様子もなく、明らかに店頭から商品が売れきったタイミングでの発表でした。

 

「暫定基準値以下だから問題ないけど、一応伝えとくね」という感じの発表に、ただでさえ子供の食事に敏感になり、水道水すら使わずに関西圏のミネラルウォーターを取り寄せているママたちもびっくりしてうろたえていました。

 

明治はぐくみのシェアは非常に高いので、30%〜40%の赤ちゃんが被爆したと思って間違いないと思います。また、暫定基準値の数値を赤ちゃんの吸収率に換算して読み解くと、たくさんの考え方があるので注意が必要ですが、「10年間続けると人生終了という量の放射性物質」という感じの値になっていることが読み取れます。(いろいろな説あり)

 

赤ちゃんはミルクしか飲まないので、ずっと明治はぐくみを使っていた赤ちゃんは、既に摂取しても問題ないと国が定めている量の数十分の1の放射性物質を体に入れてしまったことになります。また、赤ちゃんって放射性物質が体にたまるんですよね・・・困ったものです。

 

 

明治ほほえみ被爆事件から考えて覚えておくべきこと

ちなみに、うちはフォローアップミルクとして「明治ステップ」を使っていましたし、放射性物質が入っていたと公表される時期も飲ませていましたので、子供が被爆してしまったことは間違いなさそうです。

 

もう、どうしようもないので、今後どうするかを考えるしかないのですが、覚えておかないといけないことがあります。

 

それは、人の心や考え方は変わらないということです。

 

例えばですが、サラリーマンが企業してもサラリーマンの心と考え方を持っているので大抵失敗します。専業主婦しかしたことがない人が働きに出ても、心と考え方が専業主婦のままだと、大抵迷惑です。

 

仕事ができない人は、ほとんどの場合、心と考え方が変わらないので、どこに行っても仕事はできません。

 

今回の件について考えるとどうでしょうか。

 

明治乳業は明治ほほえみの在庫がほぼ売り切れるのを待って公表しています。で、家に残っているのであれば問題ないけど送ってくれれば買い取るよという上から目線の言葉を述べています。絶対に売る時には放射性物質が含まれていることはわかってましたよね。

 

つまり、明治乳業と明治乳業で働く人の考え方は、以下の通りだと言えます。

  • 法律や基準に違反していなければ、お客さんの体より売り上げが大切だ。
  • お客さんが「買いたくない」と懸念するような問題は隠して売ってもよい。

「そんなことない」と反論したい人も多いとは思います。本当にお客さんのことを考えている人もいると思います。が、所詮出世や雇用が第一で、表に出さないくらいの人間しかいないのが、明治乳業という会社だと言えます。残念だけど、そうじゃなかったら、とっくに公表されていたはず。

 

そして、こういう思考回路や考え方は、そう簡単には変わらない。

 

つまり、怪しい成分が入っているものを売っても、会社の売り上げや社内の競争に勝つことのほうを優先してしまう。それほど積極的でなくても、怖くて何もいえないという意味では同じ。

 

そこは変われないのです。人生が終わってしまうほどの恐怖感に駆られない限り。

 

 

明治乳業について、今後どう考えるか

「元々、大人の食べ物も同じ牛乳でしょ?」ということで、疑いの目を向けるべきだと思いますが、マスコミにとって明治乳業はテレビや新聞の広告を出してくれる重要なスポンサーなので、追及する人は出てこないかと思います。

 

なので、私達がどういうスタンスで考えるべきか・・・だけ残しておきたいと思います。

 

先ほど、「人の心や考え方は変わらない」と言いました。

 

これからも明治乳業の企業としての考え方は本質的には変わらないでしょう。

 

  • 細かいミスや問題は内部で上にすら上がらないでしょう。
  • 多少お客さんに不利益なことがあっても、売り上げが大切でしょう。
  • 法律や基準に違反してなければ、何をしてもいいと考えている人が多くいるでしょう。
  • 企業としての文化なので(異動しますからね人は)、他の商品も同じでしょう。
  • 社内に波を立てるくらいなら、多少の問題は放っておくでしょう。

 

これだけ聞くと「ひどい」と思ってしまうと思いますが、結構、会社というのはそういうものです。一生懸命働いているとそうなってしまう人が多い。上の人が数十年かけて築いた何かを失いたくないために出す力って凄いんです。そして一流企業の若い人の空気を読む力。これが合わさると、倫理観より企業が優先されることになります。

 

簡単にいっちゃうと、明治乳業の食べ物は他も怪しいよ。放射性物質以外にも怪しいものもあるかもよってことです。

 

いまだに森永のヒ素ミルク事件が後を引きずってシェアが低いくらいですから、粉ミルクで圧倒的シェアのある明治乳業の将来も怪しいのかもしれないですね。

 

 

ちなみに、今回の調査で調べた結果、今は「アイクレオ」が放射能が入る可能性が一番低いのかなと思います。

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