完全母乳の赤ちゃんが、ミルクを吐いてしまう理由
完全母乳の人は、正直、赤ちゃんがどれくらい飲んでいるか、わかっていないと思います。乳首から出てくる母乳が、赤ちゃんの口の中にそのまま吸い込まれていくため、何ml?と見ることができません。
だから、どうしても母乳が多すぎるかどうかの判断を避けてしまいがちです。
こちらに、いくつかの原因を掲載しているので、考えてみて下さい。
母乳を飲ませすぎてしまう原因
母乳を飲ませすぎてしまう原因はいくつかあります。
長時間の授乳で飲みすぎる
どれくらい母乳が出るかによりますが、生後2週間くらいたった後は、母乳は1回10分から15分くらいの短い時間で区切るといいでしょう。長時間飲ませると、それだけ多いミルクを飲ませてしまい、吐く原因になってしまいます。
長時間飲ませることが続くと、母乳も少しずつしか出なくなりますし、赤ちゃんもダラダラ飲むようになって、最終的に母子共に辛くなります。
眠らせるために母乳を使っている
眠らせるために、乳首を差し出して添い寝させるお母さんは多いです。
しかし、寝るために母乳を飲ませると、その分、不要なミルクを飲ませることになります。その時に吐くことはないと思いますが、実際の授乳の時に飲みすぎとなって吐いてしまいます。
添いチチしながら眠らせたい場合は、おやすみたまごという授乳/寝かしつけクッションがあるので、それを利用するといいでしょう。
添い寝で母乳をあげて、ゲップを忘れている
添い寝で母乳をあげると、ついついゲップのために抱っこするのがめんどくさくなります。生後3ヶ月くらいまでは、添い寝して母乳をあげても、ゲップは必須です。生後4ヶ月を超えてくると不要になって、そのまま眠ってくれます。
繰り返しになりますが、添いチチしながら眠らせたい場合は、おやすみたまごという授乳/寝かしつけクッションがあるので、それを利用するといいでしょう。生後3ヶ月くらいまでの間、本当に助かります。
本当に母乳が出すぎる
例は多くないですが、母乳が多すぎることがあります。これには「赤ちゃんの食が細い」「通常よりかなり多い母乳が出ている」の2つの理由があり、どちらも母乳を必要以上に多く飲んでいることになりますので、吐いてしまいます。
夜に母乳が多く出るが、赤ちゃんが対応できていない
完全母乳の人は、女性ホルモンの関係で、母乳が夜によく出ます。
昼間の母乳の量でちょうどいいくらいの赤ちゃんは、夜の母乳の量だと多すぎることがあり、吐く原因になってしまいます。
本来は母乳がたくさん出るのに合わせて、赤ちゃんも昼より多くの母乳を飲みたがるはずなので、心配する必要はありません。赤ちゃんの必要な量を、お母さんから出てくる母乳の量が上回ってしまったために、赤ちゃんは飲みすぎて吐いてしまったのです。
泣き止ませるために母乳を与えるが、結果として与えすぎになっている
「泣いたらおっぱい」とよく言います。もちろん、その可能性が多いのも確かですが、赤ちゃんを馬鹿にしてはいけません。他の理由でも泣きます。お腹が一杯で苦しくても泣くのです。
飲まされて太りすぎてしまうと、何かのリミッターが切れてしまい、「お腹がすいててもいっぱいでも、とにかく飲みたい赤ちゃん」になってしまうことがあります。
泣いたら、まず目を見て、ダッコして、話しかけてあげましょう。それで5分たっても泣き止まない場合は、オムツを確認したり、暑がってないか確認します。それで問題が発見できない場合は、下唇に指を当ててみてください。
光速の勢いで、指をくわえようとしたら、母乳をあげていいと思います。私は、その動作が大好きで仕方がなく、ついついやってしまうのですが、「かわいそうでしょ」としかられます・・・。
それだけ欲しがっていたら、初めて飲ませてあげる。飲ませすぎのあなたには、それくらいがちょうどいいと思います。
吐かないためのコツ
母乳の人は、様々な原因に共通して、「授乳時間を区切る」のが最も有効な方法です。
体重が足りなくて困っている場合を除けば、1回の授乳は15分までにしましょう。また、赤ちゃんが何分で満足しているか、絶えず確認しましょう。
母乳は出ている量がわからないだけに目安になる時間を自分の中で持つべきです。15分に区切ると、自然と15分でお腹いっぱいになるだけの母乳が出るようになります。また、母乳が出すぎる場合も、母乳の量が減ってきます。
飲みすぎで内蔵にかかる負担が大きいと赤ちゃんの将来に影響する可能性もあるので、赤ちゃんにも我慢を覚えてもらいましょう。
完全母乳育児さん向けお奨めグッズ
本来は眠らせるためのベビーベッドですが、授乳にも大変役立つ授乳クッション「おやすみたまご」があります。これは添い寝をしながら母乳をあげる場合にも大変役立つアイテムです。
ふつうの授乳クッションも1つ欲しいですが、既に持っていても、もうひとつ「おやすみたまご」を購入しても損はしないと思います。
ママの体のために気をつけること
粉ミルク育児と異なり、「ママ代行ミルク屋さん」のように母親の負担をもの凄くやわらげてくれる授乳グッズはありません。ママの体力勝負の要素が大きくなってきます。抱っこ授乳や添い乳などで、腰痛にならないようにしましょう。
細かい運動をしたり、「おやすみたまご」のようなグッズを購入するだけでも楽になると思います。一番は「ママ」が元気でいることです。
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